筋トレにおける「セット数」の選び方:初心者向けガイド
はじめに
こんにちは、リーン・スタイル代表の徳山です。
筋トレを始める際、「どれくらいのセット数でトレーニングを行えばいいのか?」と疑問に感じる方は多いでしょう。セット数は、筋トレの効果に直結する重要な要素であり、トレーニングの効率や成果を大きく左右します。この記事では、筋トレ初心者が安全かつ効果的に筋肉を鍛えるための「セット数」の選び方について、ウォームアップの重要性も踏まえて詳しく解説します。
セット数の基本的な考え方
セット数とは、同じエクササイズを何回か行う「まとまり」のことです。例えば、スクワットを10回行うのを1セットとし、それを3回繰り返す場合、合計3セット行うことになります。適切なセット数を設定することで、筋肉に対して効果的な刺激を与え、筋力の向上や筋肉の肥大を促進することができます。
筋トレ初心者にとって、どのようにセット数を設定するかは非常に重要です。適切なセット数を選ぶことで、無理なくトレーニングを続けることができ、怪我のリスクも低減されます。一方で、セット数が多すぎるとオーバートレーニングにつながり、筋肉の成長を妨げる可能性もあります。
初心者が考えるべきセット数
1. 基本はウォームアップセットを含めて3セットから始める
筋トレを行う際、まず重要なのがウォームアップです。ウォームアップセットは、筋肉を温め、血流を筋肉に促し関節の可動域を広げることで、怪我の予防につながります。特に初心者の場合、体を無理なく運動に慣らすために、軽い重さで1~2セットのウォームアップを行うことを推奨します。
ウォームアップを終えたら、本番のトレーニングに移ります。初心者の方は、まず各エクササイズにつき3セットを目安に行うと良いでしょう。この3セットは、筋肉に十分な刺激を与えつつも、過度な負担を避け、継続的なトレーニングを可能にします。最初は重さを控えめにし、フォームをしっかりと習得することが大切です。
トレーニングにおける重さの選び方については、前回の記事「筋トレにおける『重さ』の選び方:初心者向けガイド」で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
目的によってセット数を調整する
筋トレの目的は人それぞれ異なりますが、大きく分けて「筋力向上」と「筋肉の肥大(ボディメイク)」の2つの目的があります。これらの目的に応じて、セット数やトレーニングの内容を適切に調整することが重要です。
筋力向上を目指す場合
筋力を高めることが目的の場合、重い重量を扱い、少ない回数でトレーニングを行うのが基本です。このようなトレーニングでは、各エクササイズにつき3セットが標準的とされています。インターバルは2~3分程度取り、次のセットに向けて筋肉が十分に回復できるようにします。これにより、各セットで最大限の力を発揮でき、筋力の向上を効果的に促進します。
- セット数: 3セット
- インターバル: 2~3分
このアプローチにより、筋肉に対して深い刺激を与え、力強さを引き出すことが可能です。適切な重さを選ぶことで、筋力向上の目標に向かって効率よくトレーニングを進めることができます。
筋肉の肥大を目指す場合
筋肉を大きくすることが目的の場合は、やや多めのセット数と回数でトレーニングを行います。筋肥大を目指す場合、一般的には4~5セットが推奨されます。また、インターバルは1分半~2分程度とし、筋肉に十分な負荷を与えつつも、セットをこなせるだけの休息を確保します。
- セット数: 4~5セット
- インターバル: 1分半~2分
この方法では、筋肉に多くの刺激を与えることができ、成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉のサイズアップを目指すことができます。筋肉が適応し、成長を続けるためには、適度なセット数をこなすことが鍵となります。
セット数の増やし方と注意点
1. 慣れてきたらセット数を増やす
トレーニングを続けると、次第に3セットのトレーニングでは物足りなさを感じるようになります。これは、筋力や筋持久力が向上している証拠です。このタイミングでセット数を増やし、4~5セットに挑戦することで、筋肉にさらなる刺激を与え、成長を促進することができます。
ただし、セット数を増やすことが唯一の方法ではありません。もう一つの効果的な方法として、重さを増やすことも考えられます。重さを増やすことで、筋肉に新たな負荷を与え、セット数を増やさずに筋力や筋肉の成長を促進することができます。重さを増やす際には、フォームを崩さない範囲で、少しずつ負荷を上げていくことが重要です。重さの選び方については、前回の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。
2. セット数を増やす際の注意点
セット数を増やすことでトレーニングの効果を高めることができますが、その一方で、正しいフォームを維持することがますます重要になります。セット数が増えると、筋肉が疲労しやすくなり、フォームが崩れやすくなるため、怪我のリスクが高まります。フォームが崩れると、ターゲットとなる筋肉に適切な刺激を与えられなくなるため、効果が半減することもあります。
また、セット数を増やすとトレーニング時間が長くなりがちです。無理をせず、自分の体力やライフスタイルに合わせてトレーニングプランを調整しましょう。効率的なトレーニングを行うためには、適切な休息と栄養も欠かせません。
まとめ
筋トレにおけるセット数は、トレーニングの効果を大きく左右する重要な要素です。初心者の方は、ウォームアップセットを行った後、本番のトレーニングを3セットから始め、トレーニングに慣れてきたら目標に合わせてセット数を調整していくことが大切です。セット数を増やすだけでなく、重さを増やすことも筋力と筋肉の成長を促進する有効な方法です。また、セット数を増やす際には、フォームやインターバルに注意を払い、無理のない範囲で行うことが重要です。
名古屋市緑区の「リーンス・タイル徳重」では、トレーナーが一人ひとりの目標や体力に合わせた最適なセット数を提案し、効果的で安全なトレーニングをサポートします。初心者の方でも安心してトレーニングを始められるよう、親身になってサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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この記事の投稿者
株式会社リーン・スタイル 代表
徳山 将樹 Masaki Tokuyama
【運営店舗】
・リーン・スタイル緑区徳重
・整体院ボディリセット 院長
・パーソナルダイエットジム
リーンスタイル平針
【趣味】
ソロキャンプ
ビールを飲む(毎日)
昼飲み
2007年に整体院を開業しましたが、筋肉の弱さやアンバランスなどが根本的な原因であることに気づき、トレーニング事業を開始しました。それから17年、整体とトレーニングを組み合わせ、多くの人が肩こりや腰痛の改善だけでなく、自信を持ち、人生が好転するのを見てきました。私自身もトレーニングで人生を変え、50歳になった今でもビールを毎日飲みながら常に「自分史上最高最強の体」を更新中です。