花粉症がつら~い方必見!花粉症とフルーツの不思議な関係
こんにちは!管理栄養士の森小百合です。
「わかっているのにできない」を、
「自然と続けられる」に変えるサポートをしています。
体づくりは、栄養学の知識だけでは変わりません。
「何を食べるか」という気合いや根性ではなく、
“続けられる仕組み”を整えることが大切です。
私は栄養学に行動科学や心理学の視点を取り入れながら、
“楽しく実践できる形”を一緒につくっています。
桜が見頃を迎えていますね。
私の住まいの近くにも桜木があり、ウォーキングの度に眺めるのが楽しみでもあります。
さて、お花見シーズンはどこかフレッシュな気持ちになりますが、
一方で花粉症が辛いシーズンでもあります。
皆さんはいかがですか?
今回は、花粉症とフルーツの不思議な関係で「交差反応」というものについてご紹介します。
こんなことありませんか?
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、喉のイガイガ、など花粉症の症状はとにかく辛いですよね。
そんな中で、こんな経験はありませんか?
・りんごを食べたら口がかゆい
・メロンを食べたら喉がイガイガ
・桃を食べると唇がピリピリする
実はそれ、花粉症と関係している可能性があります!
花粉症とフルーツの“交差反応”
花粉症の人の中には、果物や野菜を食べたときに口の中がかゆくなることがあります。
この現象を、交差反応(cross-reactivity)といいます。
これは、花粉と果物のタンパク質の形が似ているために、
「花粉が入ってきた!」と免疫が勘違いして反応するのです。
そして、これを
花粉‐食物アレルギー症候群(PFAS:pollen-food allergy syndrome)と呼びます。
※別名:口腔アレルギー症候群(OAS)
PFASの原因になる「3つのタンパク質」
前述のとおり、花粉‐食物アレルギー症候群(PFAS)は、
花粉と食べ物のタンパク質の構造が似ていることによって起こります。
このとき関係しているタンパク質は、主に次の3つです。
・PR-10
・プロフィリン
・LTP
① PR-10(最も多いタイプ)
PFASで最も多い原因タンパク質です。
PR-10は植物がストレスを受けたときに作る防御タンパク質の一種です。
② プロフィリン
プロフィリンは、植物の細胞の中に広く存在するタンパク質です。
③ LTP
LTPはLipid Transfer Protein(脂質輸送タンパク質)と呼ばれるものです。
フルーツというと「ビタミン」や「糖質」のイメージが強いですが、
実はタンパク質も含まれている、というのに驚きますね。
野菜やフルーツなど植物は、虫や病気から身を守るためにアレルゲンタンパク質を作るのです。
花粉の種類によって反応するフルーツが違う
例えばこんな組み合わせがあります。
♦シラカバ花粉♦
・りんご
・桃
・さくらんぼ
・梨
・キウイ
♦スギ花粉♦
・トマト
・メロン
・スイカ
♦ブタクサ花粉♦
・メロン
・バナナ
・きゅうり
「フルーツで口がかゆくなる」という人は意外と多く、
花粉症の人の約10〜50%にみられるとも言われています。
ジュースやスムージーにも注意!
野菜やフルーツそのものはもちろん、ジュースやスムージーにも注意が必要です。
その理由は、
・一度にたくさん摂りやすい
・口の粘膜に広く触れる
からです。
花粉症がつらい時期は、ジュースなどを飲みすぎていないか、
少し意識してみてもよいかもしれませんね。
大切なことをお伝えします
花粉症は基本的に「花粉へのアレルギー反応」です。
体の免疫が花粉を「異物」と判断し、抗体(IgE)を作ることで起こります。
すなわち、野菜やフルーツそのものを食べたり、
ジュースを飲むことで花粉症が発症するわけではありません。
まとめ
- フルーツが毎朝の習慣になっている人は、
量や頻度を少し見直してみてもよいかもしれません - 夏野菜や夏のフルーツは食べ過ぎに注意!
「野菜やフルーツはたくさん食べても大丈夫」ではありませんよ - トマトジュースや野菜ジュース、りんごジュースなどジュースの摂取が習慣になっている方は、
糖質過多になりやすい傾向があります。
腸内環境に影響を与え、免疫にも関わってきますので、
自分の生活にあった摂り方を考えていきましょう
この記事の投稿者

管理栄養士
森 小百合 Sayuri Mori
お茶の水女子大学で食品の研究を行い、大学病院・食品会社・RIZAP・精神科/内科クリニックなど、医療と現場の両方で経験を重ねてきました。内科クリニックでは栄養指導を0から立ち上げ、予約2か月待ちの外来へ。3ヶ月プログラムでは目標数値達成率95%・満足度100%を継続しています。
無理な制限ではなく、生活に合わせた「続けられる食習慣」で、トレーニングの成果を最大化するサポートをします。
